膝痛について
中高年の方で、膝痛に悩む人が多いのは、加齢とともに膝の軟骨が弱く、膝を支える周囲の筋肉が弱くなるためです。人間、歩いている限りは膝の軟骨に体重負荷がかかりますし、筋肉の収縮による圧迫力も受けます。40歳を過ぎたあたりからは、それまでと同じような仕事、生活、運動を痛みなどの症状が現れてくる場合が増えてきます。つまり膝の痛みは、加齢による身体の変化と日常生活での負担という避けられない原因によって生じるということになり、ある程度、宿命と言えます。さらに、女性の場合は閉経による影響もあります。
若年期のオスグッド病 (オスグッド・シュラッター病)
メカニズム
大腿部膝前方にある膝の伸びる仕組みは、(1)大腿四頭筋が膝蓋骨上端に付着し、(2)膝蓋骨を介して、(3)膝蓋骨下端から膝蓋腱を経緯し、(4)脛骨粗面に付着して停止します。 このように、大腿四頭筋の筋力は最終的には脛骨粗面に伝わります。脛骨粗面部は1.5×2.0くらいの大きさしかないため、大腿四頭筋の牽引力によって骨端核の発育が阻害され、剥がれやすく弱い構造なのです。
症状
スポーツ動作全般で発生しますが、特にジャンプ動作(バレー、バスケ)での膝屈伸時や、ダッシュやキック動作(サッカー)で起こりやすく、膝蓋骨下方にある脛骨粗面に限局した疼痛と強い圧痛が主症状です。局所の熱感や腫張、骨性の隆起(写真1)が認められます。時に両側に発生します。 ジャンプ時の疼痛が原因でジャンプ力が低下したり、ダッシュ時の疼痛でタイムが低下したりするなど、スポーツ能力の低下に直結しますが、急性外傷(突発的なケガ)ではないためにスポーツ休止の判断が難しく、現場では疼痛を抱えながらもスポーツ活動を継続している選手を散見します。
治療
応急処置はアイシングが最も有効です。疼痛には消炎鎮痛薬(外用内服)や超音波、低周波などの物理療法なども効果がみられます。予防には大腿四頭筋のストレッチングが最も重要で、オスグッド用の膝サポーターも有用です。まれに骨片摘出術やドリリング術(でっぱった骨に穴を開けて出血させ、リフレッシュさせる。骨穿孔術ともいう)を行います。
予後
成長期が過ぎると骨も硬くなりますので、症状はいったん軽快します。ただし、成人になって運動による強い力が膝に再び加わると(オーバーユース)、異常骨形成部に疼痛が発生することがあり、いわるオスグッド後遺症と呼ばれる症状がみられます。
ワンポイントアドバイス:症状が改善してもストレッチングは継続しましょう。
かなり良くなりました
ハンドルネーム:てい 様 40代
ご来院の理由:昔から
患者様の症状を簡単にお聞かせ下さい:長年に渡り、お世話になってます。膝を人工関節にしてマッサージいないといけない身体になりました。
当院の施術後改善しましたか?:
かなり良くなり生活の一部として月2回通ってます。いつもありがとうございます。
少し改善しました
ハンドルネーム:Eikoママ 様 60代
ご来院の理由:紹介で来た。
患者様の症状を簡単にお聞かせ下さい:ひざが痛い
当院の施術後改善しましたか?:少し改善しました。
改善しました
ハンドルネーム:noname 様 70代
ご来院の理由:紹介できた。
患者様の症状を簡単にお聞かせ下さい:疲れ、肩こり、ひざ痛
当院の施術後改善しましたか?:改善
真剣に治したいなら靭帯ほぐしから!
筋肉の動きを確認しながら、まずは筋肉や結合組織(靱帯)をほぐし、股関節などの動きを調整しながら体全体を調整していきます。
初めての施術で効果があるかどうかは人によって差があります。真剣に治したい患者さんの来院をお待ちしています。